20歳でJR完乗を目指す、或る鉄ヲタの日記

2007-08-10東日本旅行5日目

行程

発駅発時刻列車種別行先列番車番着駅着時刻距離(km)備考
越後湯沢8:05普通水上1724Mクモハ114-1503土合8:3224.9 
土合9:59普通長岡1731M越後湯沢10:2624.9 
越後湯沢10:34普通直江津832MHK100-10美佐島11:0229.8 
美佐島12:17普通越後湯沢835MHK100形六日町12:2712.2 
六日町12:41普通長岡1735Mモハ115-119小出13:0120.4 
小出13:17普通会津若松430Dキハ40-542会津若松17:18135.2 
会津若松17:22快速喜多方3239Mクハ718-14塩川17:3110.5

この旅行での総乗車距離

本日分累計
257.91343.5

新規乗車区間

  • JR路線
    • JR東日本
      • 只見線(完乗) 小出~会津若松(135.2km)

旅行記

 本日は、只見線を乗りつぶすのが主な目的なのですが、さすがにそれだけでは時間が余りまくるので、2つのトンネル駅の訪問も兼ねた乗り鉄を行います。


 越後湯沢の宿で一夜を過ごした私は、8:00過ぎの、只見線の乗り換え駅の小出方面とは、反対の方面の列車に乗ります。最初の目的は、日本一のモグラ駅として有名な、土合駅です。

 越後湯沢から30分足らずで到着。ちなみにこの駅は群馬県にあります。

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見たところ普通の駅ですが…


 ホームから駅舎に出る途中で、蟻が通路に蔓延っていました。よく見てみると、ひっくり返ったカブトムシ(♀)が蟻にたかられていました。子どもたちの人気者であるカブトムシが、蟻風情にたかられているのは見るに堪えなかったので、すぐさまカブトムシから蟻を振り払って救出しました。救出した(というか、捕まえた)カブトムシは、ひとまず大きい方のカバンに掴まらせました。


 駅舎に出ると、さすが谷川岳の登山口に近いというだけあって、駅舎内にはこんな注意書きが。

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現に、谷川岳は、1977mと比較的低い山ですが、遭難者数がワースト1*1という記録があるのを知っているので、私としてはこういう看板があることに疑問はありません。


 駅舎は、谷川岳を模した立派な駅舎です。

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駅舎入口上の看板にも「日本一のモグラ駅」と書いてあります。

写真を見ても分かるように、駅舎前には登山者らしき集団がたむろしていました。

さすが登山口に近い駅。


 駅舎の外に出ると、駅舎から離れたところに土合駅の存在を表す標識がありました。

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冬の時期にこの標識が雪で埋もれて何が何だかわからなくなってる状態になっている写真を、見たことがありますw

この標識の近くで道路に出られます。道路の向かいに雑木林があって、そこに先ほどのカブトムシを放しました。

元気でね~ってこの日記書いてる時点では当然死んでますが


 さて、そろそろこの駅がモグラ駅と言われる所以を辿ってみたいと思います。

この駅には、越後湯沢方面から到着しました。前述のとおり、着いたホームは地上にあります。

これから、越後湯沢方面に引き返すので、今からそちらのホームに向かいます。


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 なんか少々おぞましい看板ですw


 看板の示す方向に進みます。途中にクワガタムシのメスがいました。

さすが登山口にry。

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お化け屋敷の入口か何かでしょうかw


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昼でも若干不気味な長い通路。夜には通れません…

途中にゴマダラカミキリがいました。さすが登ry


 やがて、そいつは俺の目の前に現れた…

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まさに深淵…

もし、これがバイオハザードの世界だと、この先にタイラントがいるんですね、わかります。

とくだらない事を考えてしまうほどです。

ちなみに階段横にこんなスペースがありました。

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噂によると、エスカレーターを設置するためのスペースらしいですが、

もしここにエスカレーターが出来たら、海遊館にあるそれ以上のものになるでしょう…

っと、関西限定のネタを出してみるw

ここに限らず、昔から長いエスカレーターを見る(この場合想像する)と、海遊館のそれを連想するのは、生き物好きかつ大阪人である者の性でしょうかw


 ローカルネタはここまでにして、ひとまずあっさり階段を駆け下りて地下ホームに向かいます。

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タイラントはいませんでした(当たり前)。

ホームの壁を見ると…

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駅の前に自分の脳みそが破壊されているんじゃないか、と思いました。

それに「いいですねー」って、おまえは某SF学園の先生のパクリかw(また内輪ネタ)


 ホームにはちゃんと待合室とトイレがあったのですが、トイレは大便器の方がちょっと大変なことになっていました。掃除しろよw


 で、その待合室に大きい荷物だけおいて、この駅訪問のメインイベント…

462段の階段上りに挑戦したいと思います。

駅舎の自販機でお茶を買うのを忘れていたので、それを兼ねての挑戦ですw

やっぱり、ただ階段を降りるだけ、ってのも面白くないですし。

長い階段は上るに限る(何がじゃ)!


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 階段前の看板。数字が多すぎてわけわかりませんw

で、その階段を下から見たのが…これだ!ワン、ツry


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 はるか上方に光がポツン…

東京方面から電車で谷川岳登山に来る人は、まずこの階段で足馴らしをさせられるわけですね、わかry


 では、さっそく登ってみましょう♪

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律儀に一段一段、こうして段数を表す数字がふってあります。

しかしこれも途中までで、しばらく行くと10段間隔で書いています。


 話は外れますが、実は私の通う大阪の某国立大学の名物が、正門から校舎までの380段の階段で、登校時はそれを毎日上っていました。

この土合駅の階段が、上の写真の通路まで462段なので、大学のそれより100段足らず長いだけなので、正直、侮っていたのです。

それが驕りだと気づくまでには、そう時間はかからないわけですが…


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100段目まで来ました。まだまだ余裕で上れます。


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200段目。そろそろ疲れが出てきましたが、まだまだ…

汗がじわりじわりと噴き出してきます…。


 どうでもいいけど、数字だけ写してもあまり緊張感は感じられないかもw


 まぁそれはおいといて(いいのかよ)…まだまだ上ります。

結構時間経ったな、そろそろかな~と思ってふと足元を見てみると、

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 “ここが階段のまん中です”…、

まだ半分ですか…結構汗だくなんすけど…

ま、462段なんだから200そこらで半分ってのは小学生でもわかるしね…

息が少し上がってきましたが、途中で休めば休むほどあとがきついので、その中間地点のベンチを無視して上がります。


 肩で息をしつつも、やっと300段に到達。あと160ちょっとか…

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 そして、ここが、大学の入口の階段数と同じ、380段目。

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ここまで来ると、結構汗だくです。上がる呼吸より、汗の方がウザいです。

そんなのおかまいなしといった感じに階段は続きます。


 さっきまで余裕こいてたのに、なんでもうそんなザマなんだって?


 すみません、嘘ついてましたm(_ _)m 大学の階段はエスカレーターついていて、

日曜以外はそれで上がってるんですぅ~


 てなわけで、対して足腰強くありませんm(_ _)m


 まぁあまり面白くないおふざけはその辺にして、なんだかんだで462段の階段を上り切りました。すでに汗だく。

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でもこれで終わりではありません。先ほどの長い通路を進まないと駅舎までいけませんから。


 階段と通路の間の扉には、こんなやや鬼畜な文が。

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文字の上に点を打ったり下線をひいたりしているあたり、鬼畜ポイント高し。


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 昼でも若干暗い…ってさっきの逆ですがねw

でも、暗い場所から上がってくると、先ほどと違い若干の光でも安心するのは不思議です。

まぁ、先ほどのは明るいところから暗い所へ行くプロローグですから、正反対に感じるのは当然でしょうw

そして…

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 土合駅の駅舎までの全階段、これで踏破ですw


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 ついに出口。まぁ、先ほどの写真と別角度なだけですがw


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 改札口到着!


 このあと、駅舎の自販機でお茶を買うと、すぐに先ほどの階段を駆けおります。

わざわざ500段近くの階段を1往復半。無駄な労力の浪費に定評のあるsonshi1507なのでした~


 そして、下りホームの闇の中を轟音が響きわたり、それと同時に光で満ちてくると、

脱出用列車が私の待つホームに滑り込みます。

(↑書いてて思ったけど、バイオハザード2の表シナリオのラスト思いだしたw…って一部の人しかわかんねー)

そして、最初はネタが少ないと思いつつも、意外とネタの多かった土合を去ります。


 新清水トンネルに、徒歩で入って電車で出た私は、再び越後湯沢に向かいます。

途中、岩原(いわっぱら)スキー場前を通ります。行きは気づきませんでしたが、よく見るとこの駅の駅名標の「スキー」はちゃんとSKIになってました。

ちなみに国鉄式駅名標でした。被写体が遠かったので撮ってもあまりよくわからなかったので、ここに載せられないのが残念です。


 まぁ、この時点で、駅名標のクオリティは国鉄型>JR東日本型ということが決定しましたw(勝手に言うとけ)


 そして到着した、越後湯沢でも新たな発見が。ホームの石打側の端の地上式駅名標が、国鉄型で、しかも旧字体でいかにも国鉄時代からありますよ~的なものでした。

もちろん写真に収めます。

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 そして、この駅名標のある付近から、115系・681系はくたか・北越急行HK100形がうまいこと並んで撮れました。

お次は、右端のHK100形に乗ります。

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 ほくほく線には、4か月ぶりの乗車。ですが、前来た時とは違うものが…

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あ、そういえば… おめでとうございますw


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前面も10周年記念のラッピングが施されています。


 そんなちょっと縁起のいい列車で目指すのは、ほくほく線・美佐島。

こちらもトンネル駅として有名ですが、土合駅と違って特急列車が頻繁に通過します。はたしてどんな駅でしょうか。

なお、ほくほく線自体は今年4/4(その時の旅行記参照)で訪れているので、今回のほくほく線乗車に関しては、美佐島駅訪問だけが目的です。

完乗のときについての記録は4/4の旅行記をご参照下さい。


 思えば、その存在を知ったのは小学生の時、電車でGO!2をやっていた時でした。

もうすぐ駅だというのに、列車はまだトンネルの中。どうなるのかと思いきや、トンネルの中に駅があって、驚いたのは私だけではないはず…。

地下鉄や地下区間でない限り、駅は地上にあるものだという固定概念が子供の頃にあった私にとってはなおさら…。


 そんなことをいろいろ思っているうちに、列車は六日町からほくほく線に入り、美佐島駅に到着しました。

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ホームに留まれないので急いで撮ったら案の定ブレブレww

分厚い扉をくぐりぬけて、地下待合室に入ります。

美佐島駅は、単線トンネル内という構造上、列車が停車している時しかホームに出入りすることができません。

ですから、こんな感じの電光表示機もあります。

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 で、列車から降りてもすぐに地上には上がりません。この駅に来た目的を果たすために…。


 まぁ、まもなくその目的は果たされるんですがw


 地下待合室でしばらく待機していると、トンネル内に、不気味な音が響いてきました。

どうやら、列車がトンネル内に進入した模様です。

その音はどんどん大きくなっていきます。そして、

♪ピンポンパンポ~ン♪まもなく、下り電車が、高速で通過します。危ないですから、ホームに出ないでください。下り電車が、高速で通過します。ご注意ください。♪デロデロデロデロデロデロデロデロン♪まもなく、高速で電車が通過します。たいへん危険です。ホームには、絶対に出ないでください。(以下、デロデロ~→まもなく~の繰り返し)

という、ちょっと怖い放送が流れた後、最高速度160kmの魔物が現われました。


 この世のものとは思えない轟音を立てて…


 列車が通過したあとも、しばらく轟音はやまず、頭が変になるかと思いました。

この地下待合室、一種の拷問に使えそうですw


 拷問気分を味わった後は、地上の駅舎へ。土合と同じトンネル駅ですが、階段はそれほど長くはありません。普通の地下鉄駅並です。

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 なお、この階段の前にも分厚い扉があって、その扉とホームへの扉は同時に開かない構造になっています。

昔、電車でGO!2の攻略本で、攻略コーナーの合間に短い小説があって、そこで「美佐島駅で昔、ホームの扉が開いていた時に列車が通過して駅舎のガラスがすべて割れた事がある」なる記述があったんですが、真っ赤な嘘だということが証明されました。

てか開業してまだ10年だし、そんなことがあったら超大ニュースになってるっつーの。


 そんなデマは置いといて、駅舎内に入ります。そこの待合室の扉を開けると、そこには驚くべき光景が!(って知ってたんですがね)

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見事な和室。

ここがホテルの一室だといわれても違和感はありません。

もっとも、ここで駅寝しようとしても、夜は施錠されるのでできませんw

それにしても、地下の恐怖の待合室とはギャップがありまくりで、まさに二面性を備えた駅だと言えるでしょうw

ちなみに、待合室に畳がある駅は越後湯沢とかがありますが、待合室内すべて畳敷きの和室があるというのは、この駅くらいではないでしょうか。

 

 余談ですが、実はこの待合室、以前ボヤ騒ぎがあって一時的に使用禁止(それ以前に利用者のマナー悪化もあったらしいです)になっていて、訪問時もまだ使用禁止だったらどうしようと思っていたのですが、こういう風に普通に使えるようになっていたので、微妙にラッキーだな、と感じました。


 次に駅の外に出て駅舎を撮影。

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駅と書いていなければ、駅だとわからないでしょう。地下駅ですし。


 駅舎に戻ると、待合室以外の他の部分を見ます。美佐島駅周辺の観光案内パネルがありました。でも、多分そこらに行く人は車…ってうわ何をするやめry


 それらをひととおり見た後、発車時刻まで先ほどの待合室でのんびり過ごします。

途中、多分車で来たであろう人がのぞいてきたり、なんかの工事の人っぽい

おっちゃん集団が入ってきて、待合室の中で弁当を食べたり、駅周辺は一時的に結構賑やかになったりしましたが、このあとの帰りの電車に乗り込むのは結局私だけでした。


 また、こんな張り紙も発見。

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ゴミを食べる人間がいたら地球は大助かりですね、わかります(違

他にも、駅ノートがあったので適当にカキコしておきました。


 時刻が近付いてきたので、前代未聞の和室の待合室を後にし、再び恐怖の待合室へ。

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土合とは違う恐怖感があります。あそこは闇の恐怖、こちらは音の恐怖。


 先ほどの表示板は、列車が来ていないときはこうなります。

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 そして、これがホームに通じる重厚な扉。

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 地上のほんわかな様子とはまるで正反対。もはや地下シェルター。


 乗車前の最後の通過列車が来て、またも音の洗礼を受けます。

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 そして、再びほくほく線の乗客となり、この、音の恐怖を味わえる駅を去ります。

次行くときがあるなら、絶対誰か連れていきたいです。少なくとも一人では絶対に行かないでしょう…w


 わずか10分で六日町着。おそらく中越地方限定の奇妙な形の駅名標

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 次の上越線の列車を待っていると、ほくほく線の「ゆめぞら号」が来ました。

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次ほくほく線に乗るなら、せっかくだから、俺はこの赤の電車を選ぶぜ!(コンバット越前風味、ってマイナ~…)


 しばらくしてやってきた上越線列車に乗車。

いよいよ、本日のメインである、只見線攻めに向かいます。

そのあと自身に悲劇が降りかかることを知る由もなく…


 予め言っておきますが、只見線の本数は1日3往復しかない上に、車両数もせいぜい2両しかありません。

そして、小出を昼過ぎに発車する列車は一番利便性の高い列車です。それに3、4両の列車から乗り換えるのですから、席取りバトルが発生します。

接続が良好な、この上越線列車からだとなおさら…。

夏休みの日(しかも本日は日曜日)、小出駅は、隠れた席取りバトル発生スポットとなるのです。


 小出到着。なんと、私の降りる扉のすぐ横に跨線橋の階段の入口が。

この瞬間、勝利を確信しました。ですから、そんなに急ぐこともなく跨線橋に向かって歩き、そのまま階段を駆け上がります。乗り換え集団の先頭を歩いていて、いい気分…と思っていたら…。


 後ろから人の波をかき分けて進んでくるヲタクが一人…。


 ここで私の余計な闘争心(ガキ根性ともいう)に火が付いてしまいました。


 それが身を滅ぼすことになるとも知らずに。


 そのヲタクが私に追いつくや否や、私は猛ダッシュ!


 そいつに負けるものかと必死に階段を駆け降ります!


 直後、リュックのファスナーが開いていることに、最悪の形で気づくのです。


 バサバサバサッ!


 気がついたら、リュックの中のものが地面に散乱していたのです…。

それらが普通のもの(?)だったらよかったでしょう、しかし…。


 中身は、ノートパソコンのような落としたらまずいものや、ちょっと人に見られたら恥ずかしいと思うような本*2だったのです。

私は、焦りと恥のダブルパンチに襲われました。


 ライバル(?)たちが次々と乗り込んでいく中、私はホームでさびしく先ほどの落し物たちを拾っていました。

結局、2両のうちの1両のセミクロスシートの車内には座れず、もう1両のオールロングシートの部分に座らざるを得なくなりました。

これから4時間ロングシート…。奥羽本線・秋田~青森じゃないんだからorz


 まぁ、すべては身から出た錆。


 カバンはきっちり閉める。ホームでは走らない。2つも教訓ができたからよかったじゃないか。


 そうやってポジティヴに考えながら、発車までの時間を待ちました。


 ちなみにノートパソコンは、DVDドライブがちょっとした刺激で勝手に開くという後遺症以外はとくに異常はなく、今日まで使わせていただいております。


 とはいえ、これは私の旅行史上において重大な事件なので、以降私はこの件を小出事件と名づけ、今日までの教訓としているのであります。


 話を元に戻し、只見線列車は小出駅を定刻どおりに発車。

発車前に取った小出駅名標

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左端の絵を見るとJR九州の駅名標の両駅表示の間にたまにある絵を連想します。

合併前の旧町名を雑に隠すのはJR東日本新潟支社の常套手段ですw

ちなみに合併前は北魚沼郡小出町、現在は魚沼市です。


 只見線列車はまだ冷房が付いていないので、すべての窓が半開きになっていました。

薮神、越後広瀬…と停車していきます。しばらく、のどかな破間(あぶるま。変換できねぇw)川沿いの平地を快走します。


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 新潟県最後の駅・大白川を出ると、いよいよ六十里越という峠に挑みます。

山がちな車窓になっていき、列車は秘境的なムードの中を進みます。

やがて、新潟・福島県境の六十里越トンネル(全長6,359m)に突入。

窓を開けていると風がきついので、ここだけは窓を閉めます。


 この只見線がこの本数にも関わらず残されているのは、この只見線に並行して六十里越を越える国道252号線が冬季通行止めになるため、冬季の唯一の峠越え手段として重宝されているからです。

それほど、六十里越というところが交通の難所であるということなどでしょう。


 その長いトンネルを抜けると、福島県最初の駅・田子倉に到着。同名のダムが有名ですね。

この田子倉駅は、周りに民家も皆無なせいか、12月から3月までの冬季は全列車が通過します。

また、前述の通り並行する国道252号もこの付近は通行止めなため、この期間はおそらく最も到達が難しい駅になるでしょう。


 その田子倉を抜けると、田子倉ダムの湖の一角を通ります。

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そして、また長大トンネルを抜けます。

すると、ようやく町が開けてきて、只見に到着。

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2分ほど停まってから発車。


 福島県に入り、しばらく只見川沿いのわずかな平地を列車は行きます。

川沿いの見事な車窓が連続します。

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 本名(ほんな)の手前には大きなダムが。

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ダムの多い川です…って平凡な感想だなw


 そして、中間地点の会津川口に到着。交換のためかなり長く停まります。

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 駅のすぐ横を只見川の雄大な流れがかすめます。

このしばらく下流へ行ったところにもダムがあるので、川幅が広くなっています。

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 駅舎は、郵便局も併設した立派なものです。

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ちょうど当時働いていた塾の給料日が10日なので、ここの郵便局のATMで今後の旅費となるお金を下ろします。

私の旅にとって、何気に重要な役割をこの風光明媚な駅の郵便局が担わされたのですw

もちろん、事前にこの駅が郵便局併設であることを知っていたので、この駅でお金を下ろすことは予定表にも書いていたのですw


 その、重要な用事を済ませてホームに戻ると、対向の只見行きが到着。

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この様に、列車の運行上も重要な駅なのです。


 いろいろ重要な会津川口を出た列車は、再び只見川に沿って東進します。

ときどき、こんな雄大な車窓を眺めつつ…。

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 やがて土地がだんだんと開けてきて、列車は会津盆地の西端の会津坂下に到着。

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「さかした」ではなく「ばんげ」です。テストに出ます(ねーよ

「会津坂下」が丸ごと町名なのも興味深いです。

演歌歌手の故・春日八郎さんの出身地としても有名だそうです。

 

 会津盆地の中を列車は走ります。遠くに見えるのは会津を代表する秀峰・磐梯山。

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 会津鉄道が合流する西若松では、対向列車と交換なのですが、この列車の車内を見ると、異様な混雑ぶりが目に飛び込んできました。

なんか浴衣を着ている人もいて、勤務帰りの混雑とは違うようです。

ホームを見ると、すぐに疑問は解決しました。

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浴衣把握w

まさか、ちょうどこの日だとは。


 そんなこんなで、終点・会津若松到着。ここのライブカメラに一時期ハマってました。

只見線の列車は、そのライブカメラの死角になる位置に停まります。


 本日の宿は、塩川駅近くの「会津の里ユースホステル」なので、行程終了まであと一息です。

磐越西線の喜多方行き快速に乗り換え、塩川を目指します。



 会津盆地を爽快に飛ばした列車は、塩川に定刻通り到着。

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ここから徒歩で目指すは本日の宿、会津の里ユースホステル。


 10分ほどで到着。酒店に併設されたYHで、フロントはその酒店のカウンターですw

チェックインを済ませると、すぐ近くの公営温泉へ。YH内にお風呂がない(確かシャワーのみ?)ため、割引の入浴券をYHで買うことができるのです。


 「YHから来ますた」とは口に出して言わないけど、そんな気分で、温泉のフロント係の人に券を渡します。

そして、ある意味精神的にも肉体的にも疲れた体を癒します。


 温泉から帰ったあとは、夕食。ここで、Wさんという旅仲間と知り合います。

健康関係の職業に就いておられるらしく、宿の夕食に野菜が少ないことをぼやかれていましたw


 その後意気投合した私たちは、旅の情報交換をしたりしました。

そこに、相部屋となった、北海道から来た私より1つ年上のIさんも加わり、3人で楽しい時間を過ごしました。


 Wさんは横浜からバイクツーリング中で、ちょうど会津観光の途中でこの宿に泊まっていました。

Iさんは、私が大阪を出るより前に札幌を断ち、ところどころ観光しながら会津まで南下してきたそうです。

2人とも、観光も交えて充実した旅をしてそうで何より。


 私なんかひたすら鉄道、鉄道、鉄道…。ひたすら鉄道三昧で、少しWさんに、もう少し観光したら、と突っ込まれましたw

まぁ、正しい旅の形は人それぞれと思って軽く流しておきました。


 でも、たしかに会津は、通過するだけではもったいないところだというのは分かります。

しばらく乗りつぶしがメインの旅が続きそうですが、ひと段落ついたら観光でもぜひ訪れたいところですね。


 私の場合、そういう場所は会津に限らなかったりしますがw


 8/10分終わり。

*1:1931(昭和6)年の統計開始以来、2005(平成17)年までの遭難死者数は781人。ちなみにエベレストのそれは178人。ソースはwikipedia

*2:この時すでに、魔○先○ネ○ま!にハマっていたので、それ関係の本が多かった。