20歳でJR完乗を目指す、或る鉄ヲタの日記

2007-08-12東日本旅行7日目

行程

発駅発時刻列車種別行先列番車番着駅着時刻距離(km)備考
仙台8:01普通一ノ関525Mクハ700-1025一ノ関9:3493.3 
一ノ関10:21普通盛岡1533Mクハ700-1035花巻11:1354.9 
花巻12:51普通盛岡2531M701系盛岡13:3135.3 
盛岡13:46快速リアス宮古3562Dキハ58-1528茂市15:2987.0 
茂市15:35普通岩泉685Dキハ52-147岩泉16:2838.4 
岩泉17:20普通茂市686D茂市18:1238.4 
茂市18:32普通宮古658Dキハ52-146宮古18:5315.1

この旅行での総乗車距離

本日分累計
362.42107.3

新規乗車区間

  • JR路線
    • JR東日本
      • 山田線 盛岡~宮古(102.1km)
      • 岩泉線(完乗) 茂市~岩泉(38.4km)

旅行記

 仙台駅近くのホテルを、朝食を摂ってすぐ、7:30頃チェックアウトしました。

仙台を8:01に出る普通・一ノ関行きに乗るためです。


 ホームで待っていると、すでに列車待ちの客が結構いました。

そしておなじみの701系電車が到着し、ドアが開いてまもなく、車内はほぼ満員になりました。

さすが東北第1の都市。


 このまま行くと一ノ関で乗り換えバトルが発生するかな…と若干不安でした。


 で、一ノ関に9:34着…って早いなぉぃ。

結構通った区間なので、印象的な車窓がなかったので…

時間がたちすぎて忘れてるだけじゃないのか、という反論は許可しないィィィィーーッ!

伊豆沼付近などの車窓は個人的にお気に入りなんですがね…。


 とまぁ、言い訳はここまでにして、一ノ関に着いた列車から吐き出された大勢の乗客は一斉に盛岡方面行きの出る列車のホームへ…


…向かいませんでした。


 まぁ、乗り換えまで時間あるし…と思ったら、結局、大勢の乗客は、私の予想と反して、大船渡線列車の発車ホームに集結していました。

大船渡線沿線で何かイベントでもあるのでしょうか…?

まさか陸中門崎→千厩・列車と競走大会*1とか…ねーよwww


 疑問を胸に抱きつつも、私は、発車時刻までまだまだありますが、すでに到着していた盛岡行き列車に乗り込みました。


 重い荷物を置いたあと、私は一旦ホームに出て、今夜泊まる宮古の宿に、予約確認の電話を入れました。

その時に、ホームの端っこにあった地上式の駅名標を撮りました。

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前も言いましたが、私的にJR東日本の駅名標はひらがなが大きいこちらの方が好みです。

そして、再び車内に入り、発車時刻を待ちます。


 しばらくして、盛岡行き普通列車は北へ向けて発車しました。


 本日の最終目的地は宮古なので、このまま盛岡まで行き、そこで山田線に乗り換え…というのがデフォでしょうが、


 ご存じの方も多いと思いますが、山田線は閑散路線で、盛岡→宮古を直通する列車が極端に少ないのです。


 したがって、このまま盛岡に行くと11:55着で、次の13:51の山田線快速リアス宮古行きまで2時間近く暇を持て余すことになるのです。

まぁ、ちょうど昼時ですから冷麺(わんこそばは過去のトラウマから無理w)でも堪能すればいいと思うかもしれませんが…


 私はこの時間を利用して、手前の花巻で降り、ネット上でその存在を知った、花巻市内の「マルカンデパート」の“名物”を堪能することにしました。


 そして、列車は花巻に到着…って早ry

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コインロッカーに荷物を預け、まずはバス乗り場へ。

マルカンデパートまでは歩いて20分くらいかかるので、徒歩だとかなり時間が押してしまうと思ったからです。


 とりあえずマルカンデパートの最寄の「上町」に行きそうなバスの乗り場へ。

そこで、観光客らしき3,40代の女性が「あなたも観光ですか?」的なノリで話しかけてこられたので、しばし談笑(?)。

さすが宮沢賢治の出身地として知られる観光都市です。


 やがて、バスが到着。私とその女性は乗り込んだのですが、「上町」を通るかどうか分からないので、運転手さんに聞きます。


私「すみません、このバスは“かみまち”通りますか?」


運「あぁ、“かみちょう”ね。ごめん、通らないんよ~。」


速攻下車。お騒がせしましたm(_ _)m


 結局、タクシーを拾ってマルカンデパートまで行くことに。

私の旅行史上でタクシーを使うのはこれで2回目です。前回は2007/03/29の日記を参照。

タクシーの運転手さんによると、この日の花巻は30度越えだそうで。

道理で暑いわけか。最近はどこも夏は暑いんですねぇ。 


 5分ほどで着。お金を払って礼を言って降り、マルカンデパートに入って、エレベーターで最上階の展望レストランへ。

エレベーターを降りると、さすがは盆&日曜。人大杉です。

まずは食券を買い求めます。


 私は、マルカンラーメンとソフトクリームを食べることにしました。

どちらもこのデパートの名物ですが、目当ての名物は果たしてどちらでしょう?


 しばらくして席があいたので、まずはマルカンラーメンの食券を店員さんに渡します。


 そして出てきたのは、ラーメンに中華丼の具が乗ったような料理。

中華丼ならぬ中華ラーメン?でも、ラーメンはもともと中華料理だし、これでは二重表現になってしまいますねw


 それはさておき、マルカンラーメンはなかなかのお味。ただちょっと熱かったので、水を飲みつつ口の中で覚ましながら食べていきます。

いかんせん、時間が限られてますから…

ちなみに、求めてた名物はこれではありませんw


 ほどなくラーメンを完食。お次はソフトクリームの食券を提出。

消去法で、求めていた名物というのは自動的にこちらということになります。

はたしてどんな代物が出てくるのでしょうか…。


 そして、ちょっと待たされて出てきたのが、その名物。

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 このソフトクリームを名物と言う所以、これでおわかりでしょうw

まさに、白い巨塔

そのお値段はなんとぉ~ 140え~ん…(北社長風味。古)

大阪だったらこの値段で普通のサイズのソフトクリームな罠。

まぁ一概に言えませんが…。


 ちなみに、これよりちょっと安くミニサイズのソフトもあるんですが、ショーウィンドウの商品を見る限り、どう見ても普通のソフトクリームです、本当にありがとうございました。


 さて、このソフトクリーム、見た目もシュールですが食べ方もシュール。

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半分食べてしまった図なんですが…w

こうやって、普通にかぶりついて食べると崩れそうになるので箸で食べるのです。

しかし、さっきまでは熱めの物を食べて時間がかかっていたのですが、こちらも冷えているため、一口一口ちびちびと食べていきます。

先ほどまで口を冷やすのに使っていた水の役割が、お次は口を温めるためのものに変わりますw


 そして、

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あ~め~いじ~んぐれ~いす♪白い巨塔だけに。


 しかし、待ち時間と食べ時間とで予想以上に時間がかかってしまったので、完食の喜びに浸る間もなく、デパートを出ます。

次の東北本線下りの列車が迫っていたので、ダッシュで駅まで戻ろうとします。

この列車を見逃がすと、本日の本当のメインである岩泉線を諦めざるを得なくなるので必死です。

そこで、幸いなことに、行きとは別の、1台のタクシーに遭遇。迷わず、またもやタクシーに乗車。


 結局駅には余裕で到着。コインロッカーに預けていた荷物を取り出し、再び、跨線橋を渡り東北本線のホームへ。


列車を待っている間、いろいろおもしろいものを撮影。

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ここ花巻が東京からちょうど500kmだとは。へーへーへー(これも古い)

鹿おどりの人形(着ぐるみ?)は、高校か中学時代の国語の教科書の、

宮沢賢治の詩のページで見た覚えがあります。


 そしてしばらくして、普通・盛岡行きが到着。今度こそ盛岡へ。


 盛岡には定刻どおり着。すぐに快速リアスの出る山田線のホームを目指します。

山田線ホームで待っていたのは…


キハ58の国鉄色!


2日連続、キタ━━(゚∀゚)━━!!と思ったのもつかの間、

2両編成の列車の車内はすでに座席が埋まり、通路に立つしかできない状況。


あまつさえ非冷房!

本来なら、窓際に座った時に、開けた窓から入る心地よい風がうれしい非冷房車ですが、満員の車内の通路に立ちんぼだと、心地よい風もくそもありません。

暑いだけです。


 このキハ58、実はこれが山田線で乗る最後のチャンスだったんですが…。

その最後の思い出が、蒸し暑い満員列車だとは、何とも皮肉なもんです。

本来なら名残惜しいはずなのに、このときほど新車がうらやましく思ったことはありません。

所詮、俺も現代っ子なんだなぁ…と思いましたw


 とりあえず荷物を置き、飲み物を買うためホームへ出、その際にサボと車番を撮影。

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 そして、満員の快速リアス宮古行きは定刻どおり盛岡のホームを離れます。


 最初は盛岡市の郊外部のまだ民家等の多い一帯を走る山田線ですが、上米内を過ぎると、一転して森林の中。

これが、磐越西線のように、時々どこかの駅に止まりながら、30分程度続くのは面白いでしょう。

次の陸中川井まで、快速なのでどこにも止まらず、1時間近くこの風景が続くのです。

しかも私は立ちんぼで、その景色を見続けなければいけません。

帝国議会で、当時の原敬首相に「こんな所に鉄道を敷いて、首相は山猿でも乗せるつもりか」と野次が飛んだだけのことはあります*2

その状態が現在まで続いているというのも若干驚きです。

盛岡~宮古という区間自体は需要は多いと思うんですが、そのシェアも並行する国道106号を通る、1時間に1本の106急行バスにほぼ奪われているのが現状です。

それでも、このような盆の時期だと、接続によっては、いちいち改札を出るより、そのまま列車(しかもこの場合快速)に乗り換えた方が効率的でしょう。


この山田線、同じく岩手県の内陸部と沿岸部を結ぶ釜石線(銀河ドリームライン)と違い愛称はつけられていませんが、もし愛称をつけるとしたらこうでしょう。


森と林と、時々海岸の鉄道*3


 とりあえず、ひたすら森の中を走った快速リアスは、15:35に岩泉線との終着駅、茂市に到着。

人ごみをかきわけつつ、暑い車内から脱出。


 すでに停まっていた、単行のキハ52盛岡色にダッシュ。今度は席を確保。

今度こそ、開けた窓から入ってくる心地よい風を楽むことができます。

その際、その窓からさっきまで乗っていたキハ58を撮ったのですが、慌てていたのでブレブレw

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もう一つ、線路の横にある岩泉線の0キロポストも撮影。

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 間もなく、岩泉行きの列車は茂市を発車。車内は予想通り鉄ヲタ多し。


 茂市を過ぎてからしばらくは開けてますが、だんだんとここも、山田線と同様「なぜこんなところに鉄道を通した」って感じの、森林地帯を走るようになります。

まぁ、最終目的地は岩泉ではなく、沿岸部の小本で、そこで沿岸を走る路線*4と接続する予定でしたが。

山田線と違い、岩泉~小本の建設が凍結し、盲腸線になってしまいました。

まずは、ひたすら山や森しかないような車窓を見て楽しみます。

やはり先ほどとは違って座席から景色を見るのはいいですね。


 途中の押角は、森の中にある秘境駅として有名なので、とりあえず駅名標だけ撮影。

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 次の岩手大川から岩泉町に入ります。ここから、駅のあたりは開けているのですが、途中区間は森ばかり。


 終点・岩泉が近付いてきたところで、初めて車窓の写真を撮影。

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 そして、岩泉到着。

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列車から降り、ホームを出る前にいろいろ撮影。

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線路の終着点方向を見ます。ここから、小本へ延伸する予定でした。

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列車のサボと正面。盛岡色のキハ52に乗るのも定期列車では今回が最後でしょう。

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いろいろ名所が書かれていますが、いずれもバスの方が岩泉線より便利でしょう…。

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そしてこれがこの線の最大の特徴の一つ。3本/日。

さすがローカル線の東の横綱*5と言われるだけあります。

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とても、1日に3本しか列車が来ない駅とは思えません。

岩泉ステーション♪岩泉ステーション♪

なんでもありの 楽しい駅 楽しい仲間 滅多に列車は来ないけど…以下自粛。

てか己、「滅多に列車は来ないけど」って言いたいだけちゃうんかと。


 駅から少し歩いてみました。

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陽光を受けて輝く川。のどかな光景です。


 そして駅に戻り、記念スタンプとか押したり、観光パンフレットを撮ったりして適当に過ごし、再びキハ52の車中の人となります。


 茂市へ向けて走り出した列車は、再び森の中を通るようになります。

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やがて、日も徐々に傾いていき、沿線は夕刻を迎えます。

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なんか似たような構図ですがw

まもなく先ほどの押角駅ってところです。


 で、その押角では今度はホームを撮影。

本州で板張りのホームは珍しいのではないでしょうか。

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前の窓から、同業者のものと思われるカメラがレンズを覗かせていますw


 そして、先ほどと同じように茂市に近づくにつれて周りは開けてきます。

茂市の一つ手前の岩手刈屋には味のある木造駅舎が。

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 しばらくして列車は茂市に到着。ここからは山田線を宮古方面へ向かうのですが、

それまで時間があるのでここでもいくつか撮影。


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 なぜか人の多い茂市駅前。

どういうわけか皆駅の方を向いているので、顔を隠す手間が省けますw


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 乗ってた列車。

このときは特に何も感じませんでしたが、まもなくこの岩泉線から撤退することになります…。

しつこいようですが、今回の乗車は、その雄姿を見る最後の機会となってしまったようです。



 やがてあたりは暗くなり、盛岡方面から宮古行きの列車がやってきました。

今度は単行の盛岡色キハ52。この乗車が最後…ってもういいかw


 列車は夕闇の中を走り、18:53、宮古に定刻どおり着。

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 今回の宿は宮古駅すぐそばのYH末広館。普通の旅館に、YH用の部屋が割り当てられています。


 宿に入る前に近くのコンビニ、というか商店で夕食となるパンとかを購入。

その後、なぜか本屋に寄り、さらになぜかこち亀の増刊号を買ってチェックイン。


 部屋に入ってのんびりしていると、相部屋の人が2人入ってきました。


 1人は、20代後半~30代の男性で、なんと地元は大阪w 

気軽に話しかけてこられたので、私もそれに応えていろいろトーク。

大阪人同士、結構話が合いましたw

 

 もう1人は、中年男性。無愛想な人で、小声で挨拶はした以外は、全くと言っていいほど話をせず、部屋の中でハブられた感じでした…。

こちらから話しかけた方がよかったかも?

しかし、まさかこの男性が…。続きは明日の日記でw


 その後、大阪の男性はNHK大河ドラマの風林火山を見、私は先ほど買ったこち亀を読んでいました。

もう1人の中年男性は…忘れた(ゴルァ


 何はともあれ、362.4キロの大移動は、こうして幕を閉じました。


 8/12分終わり。

*1:説明しよう!大船渡線は陸中門崎から千厩まで政治的経緯で不自然に迂回するルートを取っていて、大船渡線の愛称「ドラゴンレール」の由来ともなっているのだッ!そして、朝日放送の「探偵ナイトスクープ」で「列車と競走したら勝てるのではないか」という依頼があり、実際に千厩~陸中門崎間を、地元のアスリートと競走させたところ、彼は見事に列車に追いついたのだーッ!!

*2:これに対し原は、「鉄道規則を読んでいただければわかりますが、猿は乗せないことになっております」と平然と答えたという。

*3:磐越西線の愛称(森と水とロマンの鉄道)と、東京タワー~オカンと僕と、時々オトン~がモチーフ

*4:こちらも建設が一時期凍結されたが、最終的に三陸鉄道北リアス線として開業

*5:byトラベルライター・横見浩彦氏(最初に言ったのが誰なのかは定かでない)。ちなみに西の横綱は木次線。この2ヶ月後に乗ることになる。