20歳でJR完乗を目指す、或る鉄ヲタの日記

2007-08-13東日本旅行8日目

旅行記

 宮古の宿で朝食を摂り、8:05の三陸鉄道の列車に間に合うため、7:30頃にチェックアウトしました。

昨日の日記に書いた相部屋の、大阪の男性と挨拶して別れます。

ちなみに、もう1人の中年男性はというと…。


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 徒歩数分で、宮古駅前につきました。

しかし、用があるのはこちらのJRの駅ではなく…、


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 こちらの、三陸鉄道の駅です。

ここから、三陸鉄道北リアス線・八戸線を乗り継ぎ、北上するのです。


 宮古から久慈まで、1800円の切符を券売機で買います。

本日の行程が青春18きっぷ利用なら、「三鉄1日とく割フリーパス」という、1日北リアス線が乗り放題で900円(南リアス線用530円もある)の切符を買えるんですが、今回は北海道&東日本パス利用なので関係ありません。

 北海道&東日本パスを買ったのは、8/9~13の5日間は、JR東日本エリアだけを回るので、5日分で18きっぷより1500円安いからであり、おまけに北越急行にも少しだけ乗るので、お得だと思ったからですが、三陸鉄道を使うとなると、お得度が少し下がってしまうことになります。

 まぁ、少しでも第3セクターに頑張ってほしいのでここは奮発ということで…w


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 三陸鉄道北リアス線の、木造の面白い駅名標です。


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 やってきた列車は、臨時列車の「さんりくしおさい八戸号」。

定期列車なら、JR八戸線との接続駅である久慈で乗り換える必要があるのですが、この「さんりく~」号は、定期列車と同じダイヤながら、その2つの列車の運用をつないで、宮古から八戸まで乗り換えなしで行けるようにしてあるのです。


 なお、臨時列車ということで、三陸鉄道の名物であるレトロ車両を連結しています。

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残念ながら中間車なので前面は見られませんw

臨時列車ということで、当然の如くこの車両を選び、乗り込みます。

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レトロ車両は内装もレトロ、ってこれでロングシートとかだったら切腹もんですがw

三陸鉄道は、一部の普通車両にもフリーストップリクライニングシートを備えているという、太っ腹な会社なんで、まずありえないでしょうw


 この車内で、なんと見覚えのある人物を見かけます。


 昨日相部屋だった中年男性。


 しかし、相変わらず無愛想な様子で、席が私と割と近かったにもかかわらず、このあとも彼と言葉を交わすことはありませんでした…。


 そして、8:05、レトロ車両を連結した「さんりくしおさい八戸」号は、宮古を発車。


 三陸海岸沿いを行くだけあって、右手側には美しい海が見えるのかと思いきや、


 トンネル・トンネル・トンネル…。


 まぁ、リアス式海岸…じゃなかった、隆起海岸沿いを進むので仕方ないですけどw


 ちなみに、三陸海岸はリアス式海岸で有名ですが、それは宮古市より南の海岸にのみ言えることで、それより北は、似たようなギザギザの海岸線ですが、沈降地形であるリアス式海岸とは違う、隆起地形なのです。

つまり、南リアス線はちゃんとリアス式海岸沿いを走るのですが、北リアス線はそうではないのです。

まぁ、三陸海岸と言えばリアス式海岸、というイメージが強いから仕方ないでしょう…。


 間もなく、検札が来て、宮古→久慈の切符を車掌さんに見せます。

その際、車掌さんが「さんりくしおさい八戸号・記念乗車証」を欲しい乗客に配っていたのですが、どんくさい私はそのときに申し出ず、後で車掌さんを呼び止めて、貰いました。バカスww


 列車は途中、田野畑という駅を通ります。

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それがどうしたという感じですが、この田野畑という地名は、我が家で鴨鍋をするときに、この田野畑村産の鴨をよく買うので、よく目にするのですw

やっぱり、それがどうした。


 やがて、列車は北リアス線最大の見所、白井海岸~堀内(ほりない)間の大沢橋梁へ。

地上からの高さ30mのコンクリートアーチ橋です。

尤も当然、その形は車内から窺い知ることはできないんですが…

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列車は、この大沢橋梁でサービスのため数分間停車してくれます。

高所恐怖症の人には毒ですがw

実は今回、三陸鉄道の車窓写真は10枚あるのですが、

そのうち上の9枚がこのときに大沢橋梁の上から撮ったものなのです。

いかにこの路線がトンネルだらけで景色が撮りにくいかがわかります…って私がどんくさいだけか。


 堀内を過ぎ野田村に入ると、急峻な海岸風景は尽き、平野部に入ります。

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三陸鉄道の車窓写真の残りの1枚ですw

 

 陸中野田では対向列車と交換のためしばらく停車。

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不思議の国の北リアス…、シュールw


 そして、9:37、北リアス線の終点・久慈に到着。

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発車時刻は10:00なので、それまで駅の周りを少し散策。

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「三陸鉄道北リアス線ここに始まる」と書かれた石碑。

当時の市長は、地名と同じ、久慈さんらしいです。

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三陸鉄道の駅舎。

この中で再び、昨夜からの中年男性と遭遇しますが、やはり会話はなし。

私が彼の姿を認識したのはここが最後なのですが、はたしてこの先どこへ向かったのでしょう…?

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JRの駅舎。さんりく~号はこっちのホームに停まっています。

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八戸線の首都圏色(タラコ色)気動車との並び。

さんりく~号の八戸という方向幕がなければ、右の列車に乗ってしまいそうですw

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これが今乗っている車両と同系の車両。初めて前面を拝めましたw


 やがて10:00、三陸鉄道車両のさんりくしおさい八戸号は八戸に向けて発車。

ここからJRの八戸線です。


 久慈を出てからしばらくは内陸を走りますが、陸中中野あたりから再び車窓に海が現れてきました。

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夏休みなので、海水浴客やサーファーの姿も見られます。

写真が小っさいので分かりにくいですがorz

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私も泳ぎたいです…が水着持ってないので無理、ってか1人で海水浴は寂しいですねw


 途中、玉川という駅を通ります。

大阪人の私は、大阪市営地下鉄千日前線の同名の駅を連想してしまいます。

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先ほど通った三陸鉄道北リアス線にも「野田玉川」という駅があるのですが(一応写真を撮ったのですがブレブレで見せられませんw)、ここもいかにも大阪にありそうな駅名です。

なぜなら、大阪JRの野田駅と地下鉄の玉川駅は乗り換え駅ですから、その辺に「野田玉川」という駅名があっても違和感はないと思うのですw

多分、野田村内に玉川という地名があり、そこの駅を作り名前を決める際に、線続きでしかも同県内で近いこの玉川駅との区別のため、頭に野田をつけたことによる偶然でしょう。


 とまぁ、どうでもいいことを考えつつも、列車は青森県最初の駅で、難読駅でもある階上で、交換待ちのためにしばらく停車。

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そして来た列車が…

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八戸線の観光列車「うみねこ」。

普通乗車券で乗れますが、リクライニングシートを備えたクオリティの高い列車です。

うみねこといい、三陸鉄道の普通列車といい、三陸海岸の鉄道はサービス面でクオリティの高い列車が多いですね。


 階上を過ぎた列車は、しばらくして八戸市内に入りますが、八戸市自体が広いので、八戸駅まではまだ時間がかかります。

八戸市に入っても、最初は海岸沿いの鄙びた車窓が続きますが、徐々に八戸の市街地に入り、このレトロ車両の車内にも乗客がだんだんと増えてきます。

見慣れない列車に乗って、さすがの沿線住民たちも少し楽しい気分ではないでしょうか。


 そして、列車の終点でかつ、東北新幹線の乗り換え駅・八戸に、私の乗ったレトロ車両を含んだ3両の三陸鉄道の車両が到着。

楽しい時間を提供してくれたレトロ車両に心の中で礼を言いながら、わずかな乗り換え時間で、東北本線の下り列車に乗車。

こんどはレトロもクソもないロングシートの701系です。

しかも、座席はほぼ埋まっていたために立ちんぼで青森へ…


 八戸から青森までは、途中上北町でスーパー白鳥の通過待ちで小休止したくらいしか、印象に残ってません…

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 青森に着いたのは13:40。

翌日乗る予定の、13:54発リゾートしらかみ4号が停まっていました。

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「白鳥」との並びと、青森ベイブリッジをバックにしたのと、それぞれ1枚ずつ。


 その後、ホーム上の立ち食いそば店で、遅めの昼食を摂ります。

しかし、それでもまだまだ津軽線列車の発車時刻まで時間があるで、駅の外へ。

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青森駅に降り立つのは2005年の冬以来なのですが、ここでひとつ、ある点がその時と変わっていることに気づきました。

自動改札機が導入されているのです。

本州の最果ての県の中心地にも、ついに自動改札が登場したのです…

…といっても、北海道でも大都市には自動改札機があるので別段驚くことはないのですが。

むしろ、金沢や広島などの大都市に自動改札を導入しない&最近まで導入していなかったJRWは頭おかし…ってうわ何をするやめry


 さて、駅の外に出て何をしようかなと迷うところですが、こういう地方の中心都市に行ってやることはだいたい決まってたりしますw


 徒歩15分くらいで、*1日本国内で、41都道府県に展開している*2最大手のアニメ・コミック・ゲーム関連商品の販売店の青森店に到着。

今後の列車の待ち時間などの暇つぶしの糧となる、漫画を数冊買います。


 駅に戻ると、発車時刻まで、待合室でその漫画を読んだりしてしばらく時間をつぶします。


 やがて、発車時刻が近づいてきたので、北海道&東日本パスを自動改札機に通して改札内に入り、津軽線・三厩行きの発車ホームへ。


 向かいのホームに、特急「かもしか」が停まっていたので撮影。

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北陸本線の「雷鳥」や、九州の「にちりん」の置き換えが近い将来に決まった今、羽越・奥羽本線は、485系列車の最後の楽園となるのではないでしょうか。


 それから間もなくして三厩行きもやってきたので乗り込みます。

津軽線は、海峡線との分岐駅である中小国*3まで電化されていますが、この列車はその先の非電化区間の三厩まで直通するので、列車の形式は気動車であるキハ48です。

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 津軽線の中小国までは、津軽海峡線の一部ということもあって、過去に「トワイライトエクスプレス」や「はまなす」で通過したことがある区間ですが、いずれも夜間なので、今回、津軽線の昼の車窓を見るのは初めてということになります。


 列車が青森から2駅、津軽宮田に停まると、外を見て驚きました。

駅のそばにお寺があり、墓地が広がっています。

お盆ということもあってお墓参りの人もちらほら。

私の知る限りでは、もっともお墓参りに便利な駅ではないでしょうか…。


 そんな津軽宮田を過ぎると、列車は津軽半島東側の荒涼とした風景の中を進みます。

地図で見ると、津軽線は陸奥湾沿いに走っているので、海が見えるように思えますが、海までは若干距離があっり、しかもその間には家々や道路があるので、なかなか見えなかったです。


 蟹田の一つ前、瀬辺地を過ぎたあたりで、ようやく海が迫ってきました。

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 そして、海から再び離れると、蟹田に到着。

北海道に行くならここで乗り換えなのですが、今回は素通りです。

ちょっと惜しい気もしますが、今回の目的は津軽線の完乗。


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 海峡線の分岐駅・中小国を過ぎると、津軽線はここから本格的なローカル線になります。

なお、この駅名標の写真は帰りしなに撮ったものですw


 中小国の次の大平から津軽二股にかけては少し駅間が長く、美しい森と泉のある車窓が展開します。

津軽線はほぼ陸奥湾沿いに沿って走る路線だと思っていたので、このように森の中を走る区間があるということを、意外に思いました。

この路線のハイライトでしょう。


 そして、その区間で外ヶ浜町から今別町に入っていて、その最初の駅が津軽二股です。

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なお、この駅名標もry

道の駅「いまべつ」を併設しているため、立派な駅です。

海峡線の津軽今別駅も至近にありますが、特に接続はしておらず、乗り換え駅というよりは、ただ近いだけの駅です。

将来、北海道新幹線の(仮称)奥津軽駅もこの駅の近くにできる予定で、道の駅いまべつの前の看板には、この3駅の名前が併記されています。


 ちなみに、津軽のつかない今別駅もあり、津軽二股の2駅先です。

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 このあたりで再び海が見えてきて、終点・三厩は間もなくです。

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 そして、17:10。三厩に到着。津軽線を完乗しました。

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 乗ってきた列車やそのサボなどを撮影。

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 駅前からは、竜飛崎までのバスが出ていますが、今回は時間がない…というか津軽線の完乗が目的で来てるだけなので、適当に駅周辺を見て回ります。

次の折り返し・蟹田行きの発車時刻まで、45分もあるのでじっくりと見れます。

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 駅の時刻表。何気に今から乗る列車が終電ですw

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本数は1日5往復と、昨日の岩泉線よりは本数が多いですが。


 そして、駅のスタンプを押したりトイレに行ったりしたのち、再び列車に乗り込みます。

次、青森まで行くには蟹田で乗り換える必要があります。


 そして、先ほどの車窓を逆回しに見ながら、その蟹田に18:36着。

端折りまくってサーセンw

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 ホーム上には津軽出身の有名な作家・太宰治の言葉が書かれた看板が。

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一緒に書かれているのは、蟹田ということで蟹の絵ですか…。


 次の青森行きまでは時間があるので、改札を出て時間つぶし。

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 駅前に、蟹田町(外ヶ浜町蟹田地区)を紹介する看板があったのですが…

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詰め込みすぎww 合併の弊害ですね(そんな大げさなもんでもないけどw)。


 発車時刻まではまだ時間がありますが、駅前に出ても特にすることはないので、再びホームに戻ります。

すると、間もなくして函館行きの特急スーパー白鳥がやってきました。

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これに乗ると北海道までいけますが、今夜は青森に宿を取っているので見送りますw

北海道はまた次の春に行くから、それまで待っててね~

今この日記を書いてる時点ではもう行ってしまってますが、しかも2回も


 ほどなくして、青森行き701系電車が到着し、乗りこみます。

そして青森へ向けて19:12に発車。

もう外は真っ暗。ボーっとしながら電車に揺られます。


 19:52、青森着。ようやく、海あり、森ありでなかなか内容の濃かったこの日の行程が終わりました。

駅前のカプセルホテルにチェックイン。実は、カプセルホテルは人生初体験ですw

 予約客は少数派らしく、予約の者ですがと言った時にちょっとびっくりされました。

おいおいw


 カプセルホテルでは風呂に入ったあとに、食堂…というより休憩所で、ビートたけしのTVタックルを横目にカップラーメンをすすってました。


 そして、翌朝は7:00の列車に乗らないといけないので、夕食を終えるや否や、自分の部屋…もといカプセルに戻り、就寝しました。


 カプセルホテルは初体験と言いましたが、だいたい寝台車と同じ感じなので何の抵抗もなく寝ることができました。

そう言えるほど寝台車乗ったことあるのか、っちゅう話ですがw*4


 まぁ、横になれるだけでも貧乏旅行においては貴重なことですから…w


8/13分、終わり。

*1wikipedia抜粋。

*2:この旅行記を書いてる時点

*3:正確にはその2.3km先の新中小国新号場、便宜上以下の日記では中小国を分岐駅とします

*4:1996年にトワイライトエクスプレスのBコンパートに1回乗ったきり。